よくある質問

結婚は人生を大きく変える節目の一つ。結婚は法的な手続きだけではありません。個人間の感情のやり取りはもちろん、ご家族や勤め先など、多くの人々に影響を与えます。

結婚の約束を先に交わしておいたものの、どうしても債務整理をせざるを得なかったために延期をするのはお相手や多くの人にあまり良い影響を与えない可能性もあります。債務整理をしている事実をお相手に伏せているならそれはなおさらです。

それをしっかりと勘案した上で債務整理中の結婚について解説いたします。

結婚は可能

結論から申し上げると、債務整理中に結婚をすることは可能です。お相手のご家族にご挨拶に赴いたり、勤め先に結婚を周知したりしたため、後に引けず、債務整理中であっても止むに止まれず結婚せざるを得ないと言う人もいることでしょう。また、結婚をするからこそ今までの借金を急いでなくしてしまいたいと言う債務者もいると思います。

これらは動機としてもしごくまっとうなものです。ただし、債務整理をする場合、しばらくの間はカードを作ったり、住宅や自動車のローンを組んだりすることはできなくなります。このため、できれば結婚相手に債務整理の事実を伝える方が後々禍根を残さずに済むはずです。

黙っているべきか、伝えるべきか

結婚をする際、借金があることを隠して結婚してしまうのはもってのほかです。よほど金銭に無頓着な人でない限り、お相手の方は借金に気づくが早いか「だまされた」と言う気持ちになってしまうことも否定できないためです。

ですので、債務整理をしているのであれば債務整理をしている旨をしっかりと伝え、それでお相手が納得するように説得してもらうか、さもなくば場合によっては結婚を延期するなどの方針をきちんと定めてから結婚をすることが、今後の結婚生活を営む上では大切です。