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個人民事再生とは

民事再生事例紹介

※表記の解決イメージないし事例は、過去の取り扱い事件を元に依頼者の特定を防止するため一部抽象化しております。

44歳(会社員)、妻、子供2人で一戸建て生活

佐野茂さん(仮名)

負債の総額:約580万円(8社)
返済額:月約28万円

お小遣い程度で先物取引を趣味としていた佐野さん。しかし、知り合いになった人から「間違いなく儲かる話」を聞いて一念発起。貯金の300万円に加えて複数社のサラ金から計200万円借金をして投資を行いました。ですが、結果は惨敗。巨額の損失を穴埋めするため、さらに150万円の借金を先物に注ぎ込んだものの、これもまったくの水の泡に。残ったのは借金の山だけという状態で、佐野さんは茫然自失の体になりました。これに追い打ちをかけるようにサラ金からの督促が始まったものの、奥さんと小学生の子ども2人のために買ったマイホームをどうしても手放したくないとの思いから、佐野さんは当所にご相談をされました。

自己破産のように完全に借金がゼロになる債務整理では、株式をはじめとする証券投資は免責不許可事由となり、裁判所から破産の免責が降りません。しかし個人再生では免責不許可事由が存在しない上、家族のためのマイホームを残すことができることから、当所は佐野さんに個人再生をお勧めしました。結果、金利のカットとともに債務を約五分の一である110万円まで圧縮。毎月の返済額も5万3千円となったため、月給40万円の佐野さんは、月々の住宅ローンの返済を合わせても、これまでと変わりない生活を続けることが可能になりました。

夫婦・子供1人(小学生)の3人暮らしで、一戸建て生活(住宅ローン:残額3,000万円、月返済12万円)

平田雄一さん(仮名)

負債の総額:約180万円
返済額:月約10万円

公務員の平田さんは、大学時代の親友から連帯保証人を頼まれました。しかし友人はほどなくして破産。音信不通になってしまいました。結局、連帯保証人としてサラ金会社2社に180万円の債務を抱えることになってしまったのです。平田さんは公務員であり、安定した職業の代表格。このため、毎月コツコツと返済をすれば完済はけっして不可能ではありません。しかし、平田さんはマイホーム持ち。残債3000万円もの豪邸は相続税も考えてのことでした。サラ金会社への月々の返済額10万円と毎月12万円の住宅ローンの両方を返済することは不可能です。このような理由から平田さんは当所に相談されたのでした。

個人再生を行うには月々の安定した収入が不可欠。もちろん月々収入があるのであれば、アルバイトでも構いません。この点、平田さんは公務員という点が幸いし、問題なく再建計画を立てることができました。結果、平田さんは住宅ローンはそのまま残し、サラ金会社への債務の繰り延べを提案。これまで24ヶ月で完済だった予定を60ヶ月まで延長。返済額は毎月約24000円まで減額となりました。平田さんは毎日2箱ずつ吸っていたタバコを止めたため、ちょうど月々の返済額に。親友の借金問題は生活にまったく痛手を与えず、禁煙にのみ挑戦するという結果になったのです。

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