公務員の方
公務員の借金で一番怖いのは、取立そのものの場合もありますが、大抵は勤め先や家族に連絡が入ること、そして返済が行き詰まることにあります。
ただし、公務員は収入が安定しているため、債務整理そのものの難易度はけして高くはありません。むしろ、勤務先はもちろんのこと、家族や周囲に借金問題を漏えいさせず、いかにキズの浅い借金解決が図れるかに重点が置かれます。そのために大切なことはいかに能力の高い債務整理事務所を選ぶかにかかっています。
ここでは公務員の借金問題における注意点を記します。
公務員の借金問題における注意点
公務員の場合、債務整理の選択肢そのものは幾つもある
公務員は収入が安定している上、めったなことでは懲戒免職にはなりません。このため、債務整理についても再建計画が建てやすく、債務者の必要に応じて幾つもの債務整理を提案することができるはずです。このため、債務者としてはいかにメリットが大きく、かつリスクの少ない再建計画を選べるかに重きが置かれることになります。
周囲への情報漏えいが一番怖い
公務員は内輪における人間関係のいざこざが特に大変な業種でもあります。上司に目を付けられれば出世もままならなくなりますし、周りから噂を立てられるとそれだけで業務の遂行が苦しくなるものです。このため、公務員の債務整理は周囲への借金問題の漏えいをいかに防ぐかにも目を配っておかねばなりません。
家庭環境にも注意が必要
家族における身内の業種は似通った傾向があります。自営業の家庭であれば、親も子も自営業であり、経営者の家庭であれば親子揃って経営者と言うことは少なくありません。とくに公務員の場合は安定しているため、肉親が子どもを公務員にさせたがる傾向があります。
この場合、当人が破産することで、たとえば噂が広がって肉親や子どもなどの出世に響くことを懸念する人もいるかもしれません。債務整理において基本的にはその心配は不要ですが、秘密保持が上手な債務整理業者と言う観点からの業者選びも一考に値するものだと言えるでしょう。
身持ちの固い親族の場合、借金問題がバレると離婚や絶縁の可能性も
公務員は人生設計の立てやすい業種でもあります。このため、債務者本人のみならず、債務者の家族全員が債務者に期待している面もあります。そのような動機があるため、債務者の借金問題の発覚と同時に家族の気持ちがバラバラになり、挙句に離婚をされたり、ひどい場合には親族から絶縁を言い渡されたりするケースもあるのです。
これらは最悪のケースの一つですが、このような状況を回避できる債務整理を考えておくことは不可欠であると言えるでしょう。
周囲への秘密がしっかりと守れる債務整理業者を選ぶこと
弁護士に債務整理を委任した場合、借金をしている事実が周囲に漏えいすることはまずありません。それよりも問題なのは債務者本人がつい口を滑らせてしまったり、借金に関連する話題を口にすることで周囲から気づかれてしまったりすることの方が圧倒的に多いのが現実です。
ただし、弁護士だからあらゆる面で完璧だとは言い切れません。弁護士が扱う業務の中にも様々な分野があり、また弁護士によって専門としている分野が異なるのです。債務整理を専門に扱う弁護士は、弁護士全体の中では少ない方です。知人からの紹介などで、借金問題を専門に扱っていない弁護士に委任をしてしまうと万が一と言う可能性も否定はできません。なるべく借金を専門に扱っている弁護士に委任することが大切です。
ヤミ金からの取立は非常に危険
ヤミ金は債務者の周囲や隣近所に、債務者の借金の事実を触れ回り、肩代わりを強制させると言う嫌がらせを通じて債務者を窮地に追い込みます。これは単純に言えば借金の事実がありとあらゆる人々に知れ渡ると言うこと。公務員のように長く一箇所に勤める可能性の高い債務者にとってヤミ金問題は人生の分岐点になりかねない大問題です。一番大切なことはヤミ金から借入をしないことですが、もしも借入をしてしまった場合にはすぐに当所にご相談下さい。借金問題が周囲に発覚してからでは取り返しのつかない打撃を受けてしまいます。
