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よくある質問
友人に保証人になってほしいと頼まれましたが、返済が滞った場合、自分に請求されますか
結論から述べると「請求されます」。個人間の信用問題に関して口を挟むのはおこがましいですが、借金問題の専門家として述べると、けして推奨できる行為ではありません。友人がいかに信用のできる性格だとしても、世の中には何が起こるかわかりません。病気やけがは一生の間、誰にでも起こります。交通事故に遭ったり、友人の勤め先がある日突然倒産したりするかもしれません。これらはけして友人が悪いわけではありません。しかし結果的に返済が滞れば、請求は当然、保証人にゆきます。それらをすべて理解した上でそれでも自分ならば返済できると思うのであれば、保証人になっても良いかと思います。
借金を全額引き受けるつもりで
保証人は一般的に債務者の家族に頼むことが多いものです。ときに家族が生計を一つにしている場合、保証人になれないと債権者から言われることもありますが、それは相当な額の融資であるか、債務者の信用が極端に低下しているかのいずれかです。
ただし、人にはそれぞれ事情があります。家族と疎遠だったり、もしくはご家族がいなかったりする人もいるでしょう。そのような場合、たとえば進学の融資のための保証人になるとか、もしくは住宅を借りるための保証人になることを頼まれる場合もあります。債務者がまじめな性格で、懸命に働いており、かつしっかりと収入が確保できているのであれば、ある程度は信用できるかもしれません。それでも、万一債務者が返済できなければやはり請求は保証人にゆきます。保証人になると言うことはその人の借金を背負うことと同じことだと思っておきましょう。
何に使うのかを徹底して聞き出すこと
保証人になるには、まずは債務者の資産状況や債務総額、毎月の収入と借金の使い途を徹底して聞き出すことです。たとえば不動産の保証人であっても、一般的には法人もしくは会社の上司などが保証人になるものです。このように社会的な信用がある者ではなく、友人に保証人を頼むと言うことはアルバイトなど、信用度の低い職業に就いていると言う可能性があります。信用が低いと言うことは返済できる可能性が落ちると言うことでもあります。ましてや既に借金があったり、借金の使い途が遊興費であったりする場合などはきっぱりと断るべきです。おかしな人間であればそこで開き直ったり、怒り出したりするかもしれません。その場合、そのような人間なのだと相手の本音がわかって良かったと思うべきです。