実態はやっぱり違法な「ソフト闇金」に注意！

新しい闇金の形？「ソフト闇金」とは

お金を貸すことを生業としている業者は日本だけでなく、世界中に存在しています。
お金を貸すこと自体は悪いことではありませんが、法律で定められている以上の利息を請求したり、脅迫めいた取り立てを行ったりする業者もいるので注意喚起がなされているのです。
違法な業者と聞くと真っ先に連想するのが、いわゆる闇金業者ではないでしょうか。
闇金業者の問題は、法外な利息を請求したり、脅迫や恫喝、いやがらせなどによる取り立てをしたりといった、暴力的かつ反社会的な営業姿勢にあります。
こういった悪質な業者の存在がこれほど知れ渡っていても、今なお闇金を利用する人は後を絶たず、社会の水面下にはびこっているのが現状です。

「手のひら返し」がソフト闇金の得意技

近年は業者側もある意味で「進化」し、ソフト闇金と呼ばれる貸金業者が増え始めています。
一見すると親切丁寧に対応してくれて、あからさまな脅迫行為は見られませんが、返済時の利息は法定の上限をはるかに超えています。
お金に困っている人に対して、最初は優しく接しつつ、後でとことん搾り取るという魂胆なのです。
「ソフト闇金」という響きにはあまり恐ろしさを感じませんが、闇金であることに変わりはないので、そもそもこうした業者から金を借りてはいけません。
利息については業者によってまちまちですが、1週間で10％や20％などと信じられない利息を設定しているところがほとんどです。
年単位で換算すると、利息が1年につき1000％を超える業者も少なくありません。

ソフト闇金と関わってしまったら…

ソフト闇金は一見優しさを見せますが、それは単なる騙しのテクニックであり、何かあると豹変することがあります。
業者側の言うことに従っている間は怖さを感じないかもしれませんが、返済が少しでも滞ったりすると、従来の闇金業者のように脅迫したり、家族や勤務先に電話をしたりなどあらゆる手を使って利用者を追い詰め、金を搾り取ろうとするでしょう。
このような悪質業者と関わってしまったら、自力で解決するのは難しいので、その場合はすみやかに専門家に相談して解決の道を探りましょう。
ソフト闇金業者を恐れてばかりでは何も解決しないのはもちろん、いっそう深みにはまるだけです。
もし、やむを得ずお金を借りる必要が生じた場合は、できるだけ多くの情報を集め、信用の置ける貸金業者を探すようにしましょう。
悪徳業者は次から次へと新しい手口を用いて、お金に困った人から永遠に金を絞り取ろうと画策しているので、十分すぎるほどの注意が必要です。