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債務整理の一つ「任意整理」とはどのようなものか
債務整理の代表格・任意整理について
借金で悩んでいる人にとって、話題と言えば債務整理に関する話ばかりになることがあります。
グレーゾーン金利の廃止、そして過払い金請求などの救済策によって、少しは楽になった人もいますが、まだまだ借金問題で苦労する人は後を絶ちません。
返済が苦しくなってくると債務整理を検討するようになりますが、債務整理といってもいろいろな種類のものがあります。
よく知られたものには自己破産や任意整理、その他にも個人再生などがありますが、実際には任意整理を選択する人が圧倒的に多くなっています。
任意整理とは、毎月の返済金額や場合によって総借金額を減額してもらえるよう、債権者と交渉をするものです。
ただし、何の知識もない人がこれを行うことは難しいので、専門知識を持っている法務の専門家に任せるのがベストでしょう。
任意整理は法務交渉のプロに任せて
任意整理では、専門家である司法書士が債権者に対して、主に今後の利息のカットや毎月の返済金額についての交渉(現実的に支払い可能な金額)を行ないます。
自己破産は任意整理に比べて手続きが大変なのですが、任意整理は債権者と債務者の話し合いという形をとるため、比較的あっさりとまとまることもとても多いものです。
それまでは毎月の返済額で悩んでいたり、増え続ける利息におびえていた人も、任意整理をすることによって毎月支払う義務のある返済額が減るでしょう。
債務整理の中で最もポピュラーな任意整理
任意整理をすることで、18%を超える金利で取引をしていた場合は、借金額そのものが減るでしょう。
またそうでなくても、3~5年間での分割払いを認めてもらえるので、任意整理前と比べると借金返済の負担が相当軽減されることは間違いなさそうです。
その上、今後の利息もナシになる可能性がありますから、借金問題で悩んでいる人にとってはありがたい制度です。
自己破産と比較すると任意整理のデメリットは小さく、圧倒的にメリットの方が大きいと言えそうです。
任意整理の交渉自体は法務専門家に任せればよいので、基本的にはOKかNGかの結果を待つのみでしょう。
長い間苦しんでいた取り立てがなくなり、精神的にも安定した生活を取り戻すことができるでしょう。
ちなみに、全ての借金を任意整理対象にせず、保証人がいない借入金だけを任意整理するといったことも可能です。
もちろんデメリットもありますが、メリットの大きさが圧倒的に大きいので、今後は任意整理を実行する人が増える可能性もあります。