お客様別ヤミ金対策
ヤミ金は女性の「恐怖」につけ込む
総量規制の影響で女性のヤミ金被害者は増加の一途をたどっている。
2010年6月に施行された総量規制の影響で、これまで消費者金融から借入を行っていた主婦層などが以降、正規のサラ金から融資を受けられなくなりました。この結果、借入を望む女性層の中でも主婦層が中心となって、サラ金からヤミ金への借入先の変更が起こってしまったのです。
債務者を性別と職業で分けると、男性の職業は会社員がその割合の多くを占めます。これに対し、女性はパート・主婦など総じて所得が少ない職業が多くなります。所得が少なく信用が低い職業の場合、ヤミ金も1万・2万の少額融資がほとんどで、高額融資はあまりしたがりません。では、ヤミ金から借入をする女性が少ないかと言えばけしてそのようなことはありません。主婦として生活に密着しやすい分、ヤミ金への借入を望む女性は非常に多く、ヤミ金側もまた女性を有力な顧客として見ています。
女性は男性よりもヤミ金に対して恐怖を抱いていることが多く、ヤミ金側もそれを熟知していて巧妙な脅し文句で女性からお金を搾り取ります。その場合、ヤミ金が脅迫の内容の多くは債務者の配偶者と家庭についてです。専業主婦の場合、勤め先よりも家庭環境を壊されることに最も懸念を抱くケースが多く、そのため、ヤミ金側もあえて家庭を中心に嫌がらせをしてきます。また、ヤミ金は女性の債務者に対しては、金利を上げてジャンプ金を払わせ続けることはもちろん、最終的には水商売で働かせることを教唆するなど、男性の債務者とは異なる狙いで融資を行う可能性も生じてきます。
ヤミ金から執ような脅迫を繰り返された挙句、家庭崩壊に至るケースは珍しくありません。大切なことは問題が拡大する前に、ヤミ金対策をなるべく早く行うことと断言できます。
女性はヤミ金問題を口にしにくい
女性は、男性よりも借金問題を口にしにくい傾向があります。これは女性特有の交友関係や恥の概念があることに起因するためです。ヤミ金問題ならばそれはなおさら。債務者の女性が、自分がヤミ金から借入をしていることを周囲の友人たちに告げた場合、彼らから蔑みや憐れみの態度で見られることはおろか、交友関係が即座に破綻してしまうことに懸念を抱いていることも少なくありません。この結果、債務者はヤミ金の脅しに従わざるを得ず、挙句に水商売などで半ば軟禁状態に置かれてしまう可能性も否めないのです。
女性のヤミ金対策は優先順位が大切
女性の債務者がヤミ金から取立を受けた場合、債務者が最優先で行うべきことは「自分が守りたいものに優先順位をつけること」です。そもそも女性の債務者の多くは、自分がヤミ金から借入をしていることを、家族や勤め先はもちろん、隣近所や友人など、幅広い対象にも絶対に知られたくない傾向があります。
また、ヤミ金はそれを熟知しており、債務者が滞納するが早いか、勤め先の他に配偶者や配偶者の勤め先、自宅、子どもの通う学校など、手当たり次第に嫌がらせを始めます。この結果、債務者は「もう何がなんだかわからない」とパニックに陥ってしまい、結局は「知られたくなければ言うことを聞け」とのヤミ金の脅しに屈してしまうケースになってしまうのです。
ですので、女性の債務者の場合、自分にとって何よりも大切なものが会社なのか、家庭なのか、伴侶の勤め先なのか、子どもなのか、貯金なのか、手持ちの財産なのか、持ち家なのか、それとも友人・知人なのかを自分なりに考えておくことが不可欠です。取立を受けた際、例え何が起ころうと守り抜きたい一線だけは何であるかを考え、その一線に踏み込みそうならばすぐにヤミ金対策を行わねばなりません。
女性の債務者の注意点
ヤミ金の狙いに気づかないと大変な事態に
先に述べたように相当な担保がない限り、ヤミ金は女性には1万・2万と言った少額しか融資しないことがほとんどです。ただし、稀に数10万単位で融資を行うこともあります。これはヤミ金の顧客としては異常な信用度合いです。また、初めは数万単位であったとしても、繰り返し融資を行ったり、どうしても返済できない場合に他のヤミ金を紹介したりすることがあります。もしこのような状況に該当した場合、即座にヤミ金対策を行うことをお勧めします。
ヤミ金は債務者の信用を常に調べています。この信用とは端的に言えば債務者の資産の価値のこと。このため、債務者の信用が低くても例えば伴侶に資産があったり、債務者が年金手帳を持っていたりすることを理由に破格の融資を行う可能性もあります。しかし女性の場合には女性としての価値であることがほとんどです。
例えばヤミ金は女性の債務者に返済不可能な額まで融資を行い、債務超過を起こさせることがあります。これは返済できなくなった後、債務者を水商売で働かせることを狙っているためです。しかも水商売と言ってもヤミ金のもくろむそれは一般的なものとは異なります。多くは劣悪な環境で半ば軟禁状態に置かれ、逃亡できないような状況に置かれることになるでしょう。さらに働いている間も利息は増え続けるため、場合によっては半永久的にそこに留まる可能性もあります。もちろん家庭は崩壊し、加えて債務者の人生もめちゃくちゃになってしまいます。
もしこのような事態に陥ってしまうと、もはや債務も金利も関係なく、物理的に監禁状態に置かれているため、ヤミ金対策を委任することはできなくなってしまいます。だからこそ早めのヤミ金対策を当所は強くお勧めしているのです。
ヤミ金の脅し文句に乗らないこと
すぐにヤミ金対策ができないなら、何を守るかだけはまず決めておく。その後、ヤミ金対策を。
ヤミ金から借入をした後、債務者がどれだけ返済を続けたところでいずれは必ず嫌がらせが始まります。例え一度完済をしたとしても、しばらくして再び「貸したお金を返せ」と身に覚えのない電話が始まることでしょう。
もしヤミ金対策を行わずに目先の問題を乗り切りたいと思うのであれば、嫌がらせを覚悟の上でいかなる脅しにも乗らないことです。ヤミ金からの脅しを突っぱねた場合、ヤミ金からの嫌がらせは本人のみならず、まずは家族・勤め先に及び、次いで身内・友人・知人などに波及してゆきます。ヤミ金からの恫喝を受けた人々は「あなたのせいだ」とばかりに債務者に対し連絡をしてくるため、債務者としては、ヤミ金はもちろんのこと、相乗的にあらゆる人々から取立を受けているような気持ちに陥ってしまうことでしょう。しかしそれでもヤミ金の言いなりになった挙句、監禁状態に置かれて水商売で働かされ、人生を破滅に追いやられるよりは、まだ厳しい取立を繰り返される方がましだと言えます。 ヤミ金対策を当所に委任されるのであれば問題は解決します。もしそれを前提にしているのであれば、ヤミ金から取立を受けた場合には相手の言葉に乗らず、しかし面と向かって拒否せず、少々の時間稼ぎを行うことです。少なくとも一時間も時間が稼げるのであれば、当所に相談をすることはできるはず。もしそのつもりがないのであれば、家庭・勤め先など、すべての信用を断ち切ってでもヤミ金の脅しには乗らないことが肝心です。
ヤミ金に対する心構えとして
ヤミ金から借入を行って不安や恐怖を持たない債務者はいません。取立を受ければなおさらです。債務者がヤミ金に対して恐怖を抱くのは借入を行なっていることを周りに話せず、精神的に孤立してしまっているため。ただし、債務者が警察に直接相談に赴いても警察はけんもほろろな対応に終始するか、良くてヤミ金に電話してやんわりと諭してくれるくらいが関の山でしょう。もちろんその後も取立は続くため、債務者はいよいよ窮地に陥ってしまいます。
ヤミ金被害に遭った場合、まずはいざとなればヤミ金対策ができると言う強い気持ちを持つことが肝心です。いかなる脅迫に対しても徹底したガードができる存在が自分の背後にあることを知っておくだけで、いざヤミ金から脅しを受けても冷静に事態を処理できることでしょう。