シン・イストワール法律事務所は違法金融を含む借金問題の解決を、長年にわたって取り組んできた弁護士事務所です。お客様からご相談を受ける借金問題の中には、法律によって規制されているサラ金の他、いわゆるヤミ金・システム金融のような悪質な高利貸し、また最近では押し貸しやカード枠の現金化などの特殊な金融詐欺も含んでいます。なぜ、これらの金融犯罪の対策を行なっているのか。それは金融詐欺の犠牲者となるのは、多重債務に陥ってどうしても借金をせざるを得ないような社会的弱者の人々が大多数であるためです。当所は「債務整理を通じて、お客様を実りある人生へと変えられるよう、人生再建のお手伝いをする」ことを念頭に長年にわたり、多重債務の人々の借金問題の解決のお手伝いをしてきましたが、本当に厳しい状況の人々を手助けするには、法的な規制を超えた犯罪者集団であるヤミ金ともどうしても関わらざるを得ません。

実際のところ、ヤミ金対策は「きつい・汚い・危険」のいわゆる「３Ｋ」の代表格のような業務です。しかも今の時代のヤミ金対策は、ヤミ金対策を標榜しながら裏でヤミ金に通じているような悪質な業者すらもそこかしこに散見される、けして評判の芳しい世界でもないのです。このため周囲の弁護士からは「どうしてそんなにまじめに、儲からないことをやっているの？」と笑われることもしばしばあります。しかし当所にとってはあくまでも「例えヤミ金のような犯罪者であっても、借金に絡むのであればその問題を解決し、お客様の人生再建をお手伝いする」ことこそが最大のミッションです。愚直な行為はときに周りからの笑いものになることもあるでしょう。しかし、そこからけして顔をそむけてはならないとの思いを強く心に刻んでいます。なぜなら当所がヤミ金のような危険な犯罪者からしっかりとお客様をお守りし、ヤミ金問題を解決した後「本当にありがとうございました。もう二度とヤミ金には関わりません」とたびたびお客様から涙混じりの声でお礼を言われるためです。この感謝の言葉に出会うたび、当所は自らの掲げたミッションが社会への貢献としてしっかりと受け止められているとの思いをあらたにしています。

また、当所は危機管理に強い弁護士事務所であると自負しています。法律は目には見えないものの、実はとても大切なものです。例えば多重債務者のようににっちもさっちもいかない債務状況に陥ってしまうと、ヤミ金業者への借入のように、多重債務者はほとんど無意識の内に法律の枠を踏み越えて金融犯罪に手を出してしまいます。しかし、これは当所から見れば怖いもの知らずも良いところ。まだ物心もつかないような幼児が車道を平気で横断しているような危なっかしさを感じずにいられません。実際、いざ事態が大問題に発展した際、多重債務者があわてて警察に駆け込んだところで警察は相手にもしてくれません。「あなたが自分で法律の枠から出たのでしょう」と言われるのが精々です。なぜなら法律の外とは即ち、警察力の外と言うことを意味しているからなのです。このときになって債務者は自分が何をしたかにようやく気づき、この世界の誰ももはや自分を助けてくれないのだと絶望に苛まれるのです。

砂浜に立って凪いだ海辺を眺めて「海は静かだ」と思っても、少しばかり外海に出てみれば、たちまち船も転覆するほどの大波に遭遇します。同様に私たちが日常いかに平穏な生活に浸っていても、一度法律の外に出れば、そこはいつ何が起こってもおかしくない地獄のような世界でもあるのです。そうして借金問題で煮詰まってしまった人々は、まるで吸い寄せられるように法律の外に出たがります。これを押し留め、何も知らない債務者から精も根も尽き果てるまで根こそぎ奪い尽くそうと画策しているヤミ金たちに対し、最後の最後に債務者を守れる防波堤となれるのは当所しかいません。当所は、当所が債務者を守れなければ他の誰も債務者をヤミ金から守れないと自負しています。だからこそ必要であれば法的な力を駆使して、警察と連動し、ヤミ金を一網打尽にすることも厭いません。

ヤミ金対策はけして目立つものではありません。世間から拍手喝采ももらえません。暴力と脅迫で生きている犯罪者たちを相手に、法律がどうにか機能するような社会の瀬戸際で歯を食い縛って戦う業務です。しかしながらたとえ市井の目の届かないところにあったとしても、当所はお客様を守りぬく意識・スキル・ノウハウを持って、お客様をはじめとする、社会のすべての方々のより幸福な生活に貢献できるよう、心より願って止みません。