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信用問題とヤミ金
ヤミ金問題はクレジットカードには響かない
ヤミ金対策は信用情報を疵つけない
「信用問題とヤミ金」の項目でも述べたように、ヤミ金対策を行っても、クレジットカードなどの信用評価は落ちません。ヤミ金被害に遭った債務者は「ヤミ金対策を行うと、今後数年間はクレジットカードが使えなくなるのでは」と言った懸念を抱きがちです。しかしヤミ金はそもそもが犯罪組織であり、犯罪組織に対しての防犯や抑止を行ったところで、それはクレジットカードなどの信用評価とは一切関係を持たないのです。
このため、例えばヤミ金対策を行なっている最中でもクレジットカードのショッピング枠が空いているのであれば、それで買い物をすることは可能です。ただし、それはあくまでも「理屈の上で」のこと。債務者はヤミ金から借入をするほど経済的に困窮しているのですから、クレジットカードのショッピング枠を利用することによって、後日破産する確率が上がるため、買い物そのものをお勧めはできません。
いずれにせよ、ヤミ金対策を行ったところで信用情報に疵がつき、カードの支払い・購入などができなくなることはないのです。
クレジットカードが使えなくなるのは多重債務が原因
多重債務者の間では借金が返せなくなると「ブラックリスト」に登録されるとまことしやかに囁かれています。しかしそもそも「ブラックリスト」などと言うものは存在しません。確かに借金が返せなかった場合、債務者が借金を滞納したとしてCIC・KSC・全情連などの信用情報機関にその記録を登録されます。しかしそれは「事故情報」であり、またその事故情報そのものにも毀損された信用の軽重があります。
例えば銀行の預金が足りず、クレジットカードの引き落としができなかった場合、クレジット会社から持ち主にすぐに連絡が入ります。これも形の上では「信用事故」ではあるのです。しかしこのような出来事は毎月何万人も起こしています。このため、電話で注意されて翌日にでもすぐに入金ができるのであれば、事故情報として登録されたりはしません。逆に銀行の預金額が本当に足りず、月々の分割にしてもらうように頼んだ場合などは事故情報として扱われます。しかしクレジットカード会社にもよりますが、分割であってもきちんと支払いをしたのであれば、カードそのものを即座に停止されるほどの事故情報として記録される可能性はあまり高くはないのです。
債務者はカードが使えなくなることを何より恐れる
借金問題について一般に言われる「ブラックリスト」が存在しないことは既に述べました。この上であえて記せば一般的に言われるブラックリストとは、クレジットカードを3ヶ月以上滞納し、またクレジットカード会社からの度重なる入金の督促などに応じなかった人の事故情報と言えるでしょう。
多重債務者はクレジットカードを停止されることを極端に危惧する傾向があります。これはヤミ金に手を出した時点でも変わりません。社会的にクレジットカードを止められると言うことはコンビニやインターネットでの支払い、また税金や携帯電話などを含めた各種引き落としができにくくなると言う意識が強いものです。しかし借金をすることに慣れている人にとって、クレジットカードを停止させられることは、借金が返せず、また同時に今後借金ができなくなることへの懸念が強いのです。
「カードが使えなくなるから債務整理をしない」は筋違い
カードが使えなくなることを理由に債務整理を行わず、そのかわり、サラ金やヤミ金から借入をして返済に充てる人がいます。これはカードを作る上でよほど苦労したか、さもなくば数年間カードを停止されることを危惧してのことでしょうが、カードに対する考えが根本的に間違っていると言わざるを得ません。
クレジットカードは借金を返せることを前提として作られています。またカードを作ることそのものも銀行から融資を受けるほど大変なわけではありません。作るだけならば学生でも可能なのです。カードとはたかだかその程度のものであり、ましてやそのカードで作った借金の穴埋めのためにヤミ金から借入をするのは本末転倒と言わざるを得ません。それよりはむしろカードが使えなくなりそうな時点でカード会社にきちんと自分から連絡を入れ、必要ならば分割払いなどで返済するかたちにした方が疵はずっと浅くなります。
またサラ金への多重債務が重なった場合などは「もう借金をしない」と言う決意も込めてカードそのものを破棄するべきです。今の時代、水道光熱費であれ携帯料金であれ、数十メートルも歩いてコンビニに行けば支払いはきっちり現金でできるのです。これを考えれば「借金をしない」と言う決意の表明としてカードを破棄し、かわりに多重債務をなくすことが正しい未来の選択肢だと断言できます。
繰り返しますがクレジットカードは打ち出の小槌ではありません。振ればお金が出てくるわけではなく、自分自身の未来を今に持ってきているだけのものに過ぎないのです。
未来の自分も大切に
借金とは、未来の自分からお金を借りる行為のこと
繰り返しますが、カード会社もサラ金も顧客にお金を与えてくれるわけではありません。カード会社であれサラ金であれ、そこから「お金を借りる」と言う行為は、対象を通じて自分の未来からお金を持ってくるのに過ぎないものなのです。
「信用」とは借りたお金が返せるかどうかです。しかしそれは同時に「自分の言葉を自分できちんと守れるかどうか」でもあるのです。ここでは自分の未来に対して責任が負えそうもなかったり、もしくはヤミ金のような犯罪組織に手を染めたりしてまでカード会社の穴埋めをする行為を諌めていますが、それは要するに未来の債務者自身が大変な目に遭って気の毒だからなのです。
借金問題が起こって大変なのはカード会社でも、サラ金会社でもありません。信用を喪失し、借金だけが残る未来の自分がかわいそうなのだと思いましょう。
- だからワンストップで処理を
- 多重債務での借金が嵩んだ場合、ヤミ金に手を出すよりも、多重債務の借金そのものをなくした方が遥かに効率良く人生を再建できます。これは当たり前のこと。ヤミ金に手を出して無事に済む可能性はないに等しく、また、もし無事に完済してしまったのであれば、今度はヤミ金から借入をしては返済をすると言う生活が待っています。
これは社会的に見ても到底まっとうな生活とは言えません。いわゆる「貧困ビジネス」の一形態にはまってしまい、そこから抜け出ることができない状態なのです。
では、ヤミ金が大騒ぎを始めたため、ヤミ金対策を行ったのであればどうなるか。もちろん当所のヤミ金対策によって問題は収束します。しかしヤミ金問題が収まったところで、正規のサラ金業者からの借金が残っていれば、債務者は「返済のためのお金を工面しなければならない」として、また再びヤミ金に手を出してしまう確率が非常に高くなります。 これでは同じことの繰り返し。ここで大切なことはヤミ金とサラ金をすべてまとめて「借金問題」として処理してしまうことです。当所はヤミ金問題もサラ金問題もまとめて同時に処理が可能。ヤミ金の脅迫行為を終わらせるだけではなく、すべての借金を同時になくしてしまうことで、晴れわたる空のようにすっきり澄み切った未来がお客様を待っています。